2006年6月の庭 No.3

梅雨入り。
雨の中では花たちと共有する空間がより凝縮された濃密なものに感じられます。
花たちも私も雨に濡れ、
ファインダーを通して向き合います。
花たちはグッと私に迫って直接語りかけてくるかのようです。
私も真正面からその気迫に応えます。
ここで気づかないふりをするわけにはいかないのです。
花が生きているように、
私も人として生きているからです。
シャッターを押し花の咲きざまを切り取ったと同時に、
私の生きざまを自ら切り取っていることに、
もう私は気づいてしまっています。

パパメイアン、2006年6月



テッポウユリ、2006年6月



ステップミント、アジュガ、ニゲラ、クレマチス、白花サギゴケ、2006年6月



レッド・カスケード、2006年6月



バラの葉の滴、2006年6月



エリゲロン、ステップミント、2006年6月



聖火、ヤマホロシ、2006年6月



previous table of contents next