2009年4月の庭 No.2

クラス会があった
クラス中の誰もが友達であるような
そんな不思議なクラスだった

記憶にたごうことなく
かつての友たちのまま
時を越え
高らかに名を呼び
朗らかに遠くから目配せし
嬉しげに談笑の中
隙間を縫って手を振り合う
近くに寄って
記憶の断片をささやき
抱きしめ合う
数十年前の互いの記憶が抱擁と共に繋がる瞬間
何を語り合ったかでなく
どう語り合ったか
その記憶が確かな価値あるものとして
蘇る

今よりも更に未熟であった私を
支えてくれていた日々
失敗だらけの私を
受け入れてくれていた友たち

あの人のあの笑い方
あの人のあの歩き方
あの人のあの話し方
あの人の・・・
あの人の・・・
あの人はあの人のままで
あの人はあの人のまま
そのあたりまえのこと
それが素敵





クレマチス



マダム・アルフレッド・キャリエール



ピーチ・ブロッサム



ナニワイバラ



シロバナサギゴケ



ビオラ



ハナミズキ



白木香



ノースポール



クレマチス



シャガとアジュガ



ナニワイバラ



シバザクラ



ムスカリ



ビオラ



アジュガ



ワスレナグサ



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